ヘルペス感染の慰謝料と特効薬バルトレックス

パートナーに性感染症をうつされ、肉体的・精神的に損害を被った場合は、原則として慰謝料を請求することができます。法律的に言えば、性感染症をうつすことは不法行為にあたり、その損害賠償を求めるという形になります。ただパートナーに理解があれば良いのですが、実際には簡単には済まないことも多いようです。感染経路が一人に特定できるかどうか、いつ感染したかなどの問題もあり、弁護士を立てて裁判に発展すれば、どちらの側も大きなダメージを負うことになりかねません。
性器ヘルペスは日本人にも比較的多い性感染症のひとつで、ヘルペスウイルスはほとんどの人が持っているとも言われています。性行為で口を使えば、口唇ヘルペスが性器に感染することもあり、かなり伝染しやすいのが特徴です。またヘルペスウイルスを完全に駆逐することは難しく、一度感染すると何度でも再発します。症状が出ていないときは伝染させる危険は低いものの、再発すると感染力を取り戻します。性器ヘルペスは初感染のときは重症化しやすいのですが、再発時は症状が軽く、軽視されがちです。こうしたことからヘルペス感染による慰謝料の請求は、なかなか難しい所があります。
ヘルペスの特効薬とされる薬にバルトレックスがあります。この薬はヘルペスウイルスの増殖を阻害し、症状を最低限に抑える効果があります。再発を防止することもできますが、実際に何度も再発を繰り返していないと、病院で処方してもらうことはできません。また薬価がかなり高めなことも短所とされています。なおバルトレックスを服用していても、ヘルペスの伝染を完璧に阻止することはできないので、コンドームと併用するのが望ましいと言えます。